imilac隕石とは】
 1822年、チリ・アタカマ砂漠(Imilac, Augusta Victoria, Antofagasta Prov. Antofagasta)の中でみつけられました。カンラン石が挟まっている石鉄隕石という種類になります。

 この石鉄隕石は隕鉄が作られた原始小惑星の中心部のまわりか、小惑星自体が隕鉄の大きさまで分離しなかった小惑星の中心部でないかと考えられています。発見年から考察される採取量は、極めて限られておりスライスなどの加工品は非常に高額になっています。

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他のパラサイト同様、ニッケルとオリビン(かんらん石=ペリドット)が共生しています。カンランの透明度は、他のパラサイト隕石と比べて群を抜いており、宇宙の宝石として取引されるのも頷けます。イミラックは、年間降水量が少なく・乾燥した地域であるチリ・アタカマ砂漠で、長年渡ってゆっくりと冷え固まったため、鉄成分が安定し、錆びにくいと言われています。カンラン石が大粒で美しい輝きをしているため、宝石としての価値も高い隕石です。

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イミラック隕石のカンラン石には鉄分が含まれているため、光に当てると、琥珀色・オリーブグリーン色などの、様々な表情を持った、美しい輝きを放つことが特徴です。薄型にする場合、光にかざすと黄色の宝石のようになります。まさに、宇宙の宝石と呼ばれる最高に美しい隕石です。

 

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