■ウィットマンシュテッテン構造の違い
ウイットマンシュテッテン構造は隕石となって地球に落下した時についたものになります。
ギベオン隕石とムオニオナルスタ隕石はウィドマッシュテッテン構造と呼ばれる金属組織を持ち、表面を研磨して酸処理を行なうと隕石独特の網目模様が現れます。また、酸を掛ける時間の長さで模様の鮮明度が変わります。
■隕石原石外側の黒い鉄膜の違い
ギベオン隕石の外側黒い鉄膜にクレータで凹凸があるのが分かります。それは地球に落下した時に大気層と激突し、その衝撃によって隕石の表面が融解しあってできた特徴のある形になります。
ムオニオナルスタ隕石の鉄膜も黒い色ですが、ギベオン隕石のような特徴的な形は見られません。鉄膜の厚さもギベオン隕石より2.5倍程厚いです。
■錆びスピートの違い
ギベオン隕石が錆びない説もありますが、これには異論があります。販売目的で作られた説だと思われます。【カットしたギベオン隕石も、必ず錆びます。】ギベオン隕石とムオニオナルスタ隕石の錆びるスピートを、3ヶ月間程をかけてテストをしてみました。下記の画像をご覧ください。
テスト期間:2021年3月11日~2021年6月10日3か月後のギベオン隕石(室内湿度76%)
結果を見てみましょう!:
ギベオン隕石は1か月ごろからじわじわと亀裂の部分から錆が始まっていました。2ヶ月経過した時点では亀裂がない箇所も少しずつ錆が始まりました。3ヶ月経過あたりからは全体には錆びが始まっております。
ムオニオナルスタ隕石は2週間経過辺りから亀裂箇所に錆が始まりました。1か月経過辺りでは全体的に錆が広がりました。3ヶ月経過辺りから錆の量はギベオン隕石の3倍ぐらいになりました。
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